2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

水の花

美奈子とゆうが、おもちゃの家でままごとをして遊ぶ場面。 美奈子はゆうと出会うことにより、「自分」から離れることができた。 美奈子はゆうとままごとをして遊ぶことにより、「自分とゆう」から離れることができた。 二重の対象化。 世界の俯瞰。 世界のな…

価値の最大化とモチベーションの最大化

飛行機で隣の席に座った人としゃべったりすることは普段は無いのだが、何かのきっかけで会話が始まると目的地まで時間を忘れて話し込んだりして、お互いとても楽しかったりする。こんなに楽しいんだったらもっと早く話しかければよかったと思ったりして。そ…

「ゆれる」(監督:西川美和)

テーマはともかく。 香川照之があまりにすごい。 色んな嫌な記憶を強引に引きずり出された。 未だダメージあり。

打ちひしがれている人に

打ちひしがれている人に、何か規範的なことを言ってもほとんど聞いてもらえない。たとえその規範に従うことで、打ちひしがれている状態から脱することができるとしても、そのような想像力を働かせるには余裕がなさ過ぎるのだろう。 未来の快のために現在の快…

戻ってくるバトン

自分が好きだった人や場所やものの輝きが、時とともに失われていくのを見るのはつらいものだ。それは同時に、自分がそういった外部の輝きにいかに寄りかかって生きていたかを思い知らされることでもある。バトンが自分に戻ってきた、と考えればいいのかもし…

期待値のコントロール

仕事をして行くいく上でいつも突き当たる問題に、相手の期待値をどのようにコントロールするか、というものがある。 こちらが提供するものに対して、相手の期待値が大きければ大きい程、相手の不満は大きくなる。 もちろん、相手のクレームを真摯に受け止め…

最後の力

『○○力』『○○する技術』といった書物が氾濫する今。最後の決定版とも言うべきタイトルが『使う力』。大切だと言われている様々なビジネス知識やスキルを使いこなす、言わばメタスキルの重要性を説く一冊。その極意が「人間力」とされているところはご愛嬌だ…

退屈

退屈なのは暇だからだとよく言うが、死ぬ程忙しいのに死ぬ程退屈なことだってあるわけだ。 とはいえ、時間ができたからといってそれを有効に使うアイディアがあるわけではない。退屈を回避する手段として金儲けくらいしか思いつかなかったりする。別に金に困…

病(やま)ぞう

「はまぞう」みたいなシステムで今飲んでる薬をブログに表示できるようになればいいのに。

夏休みの読書

やっぱり今からでも『ウェブ進化論』くらいは読んでおくべきではないかとか、だったらついでに高城剛の『ヤバいぜっ!デジタル日本』も読んでおいた方がいいだろうか、などと気弱になっている。ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)作者:…

「経験しなければわからない」ということは経験しなければわからない

「こういうことはやっぱり経験しなければわからないな」と心底思うことがあった。世の中に「経験しなければわからない」ことがあることはもちろん理解していたし、今回の件についても例外ではないだろうと思うくらいの認識はあった。しかし、「経験しなけれ…

最近読んだ本

系統樹思考の世界 (講談社現代新書)作者: 三中信宏出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/07/19メディア: 新書購入: 18人 クリック: 262回この商品を含むブログ (340件) を見るずいぶん昔に、あるシンポジウムで著者に会った。進化のプロセスを「人間(進化論…