水の花

美奈子とゆうが、おもちゃの家でままごとをして遊ぶ場面。
美奈子はゆうと出会うことにより、「自分」から離れることができた。
美奈子はゆうとままごとをして遊ぶことにより、「自分とゆう」から離れることができた。
二重の対象化。
世界の俯瞰。
世界のなかに自分たちが在る不思議。
不思議と感じている自分。


ゆうが踊る場面。
なぜこのように訓練された幼い身体が、唐突に、乱暴に現れるのか。
グロテスクでさえあるのに、心を打つ。