マスメディアの振る舞いに問題があるとしても、彼らに力を与えているのは視聴者、国民だ。
とはいえ、国民が悪い、と言ったところで何の解決にもならない。
問題は、なぜ国民がマスメディアに力を与えているのか、ということだ。


要するにこの社会には、国民の意志の媒介者(に曲がりなりにもなりうるもの)が、マスメディアしか無い(と思われている)のだ。
他に出口の無い我々の憤懣をマスメディアが一手に引き受け、免罪符を得て、かくのごとく社会に影響力を行使している。


この社会に、マスメディアに替わる有効な意志の伝達ルートを、一刻も早くつくらなければならない。
マスメディアを、我々の憤懣の嵐から解放しよう。
彼らのために。